こんにちは。
先日、久しぶりに家族だけでキャンプに行きました。
ここ数年は、まごめのみんなとのキャンプばかり行っていたとふんわり思い出して、静かな家族だけのキャンプで寂しいなと思ってしまったOB1年目(2024年度卒)男の子の母です。

ソロキャン、グルキャン、ファミリーキャンプ、グランピング・・・
キャンプには色々なスタイルがありますが、まごめ公式行事であるサマーキャンプは、子どもがいなければ、仲間がいなければ体験できないものだったな、と感じます。
思い出と楽しかったことを、書いてみようと思います。

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★2023年サマキャン全員集合★

自然の中でお酒と料理と焚火と音楽を楽しむようなチルいキャンプはしていましたが、それは気候が抜群にいい時期に限ってのことだったので、
「まごめのキャンプは真夏(7月)に行くんだよ。」ということを聞いてびっくり仰天。
暑くて大変じゃないの?

なんでそのタイミングなのかって、
まごめのサマキャンは、日帰りしないといけない普段の遠足では経験できないダイナミックな自然遊びをさせてあげたいという想いから始まったのだと、当時の施設長に教えてもらいました。

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キャンプファイヤーは小学生が点火してくれるよ。

たしかに、我々の子どもたちは東京という大都会育ちで、
冷たい水にドボンと飛び込んで、疲れたら川で冷やしたスイカを食べて、月と星の明かりしかないような場所で、虫の声を子守唄に寝るような体験は、なかなか難しいもの。
うんうん納得、ちょっと自分としては慣れてないスタイルのキャンプだけど保育園でいつも一緒に遊んでいる子どもと大人みんなで行けるなら安心だ、と息子がすもも組(3歳児クラス)にあがった夏に、初めて参加しました。

まごめっ子と一緒に行くキャンプはとても楽しくて、結局その後は毎年参加しました。
ここ数年利用したキャンプ場は、神奈川県青野原、道志川沿いの川遊びができる場所。
キャンプサイトは川原で石がゴロゴロしています。ペグが刺さらないくらい固い地面で、我が家はペグ数本とプラスチックハンマーがオシャカになったのもいい思い出です。
それぞれテントを張ったり、大部屋のロッジ、家族単位のキャビンステイの選択も。
「初めて使うテントなんだよねー」「説明書見せてー」とか、「父子2人での参加だからテント立てるの手伝ってくれるー?」「あ、子ども見ててもらってもいい?」とか声を掛け合い手を借し合い、みんなで自然に助け合えるのが、家族ぐるみで一緒に子育てをしているまごめのいいところ。

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魚やカニがいる!!捕まえるぞ!と意気込む子ども


だいたいの設営が終わったらメインイベントは川遊び。
大人も足がつかないくらいの深さもあり流れが速い場所もあるので、遊びリーダーがしっかり下見して、「ここからここで遊びましょう」とエリアを決めて全体に指示を出します。子どもが流されないよう、下流で親が一列になりエンドラインを守ります。持参したボートにも空気を入れ、上流から下流に流したり、水鉄砲で狙い撃ちしたり、飛び込み岩から飛び込んだり。
水に入る子どもは全員ライフジャケット着用ですが、「水がこわいよ〜」なんて泣く子もいれば、楽しすぎてずっとプカプカ浮かんでる子もいます。
「全体を俯瞰して観察する係」なんて、プールの監視員さながらのポジションも設定して、事前の打ち合わせでは「各親が自分の子どもの安全に責任をもつことが大前提!」と口すっぱく言いながらも、職員・親をまんべんなく配置して目が行き届くように役割分担をして、役割を担っている親の子どもは他の大人がちゃんと面倒見るように気を配ります。
上流から流されてきた違う団体の子どもを助けちゃったりなんかもして。誰かに任せっきりにしない、まごめの大人のいいところが沢山見れて「すごいなぁ」と思ったのを覚えています。

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小さい子は目隠しなし。大きい子は目隠し&回転とハードルが上がるまごめのスイカ割り(笑)

他にもニジマスの手づかみ競争をしたり、そのニジマスをさばいたり、スイカ割りをしたり。絵本で出てきそうな日本の夏の川遊びを満喫します。
コロナ以降、ご飯は家族単位で済ませていましたが、2024年度からはみんなでご飯を作ることも再開。一緒に行事をするのに慣れているまごめの親たちは、事前の献立決めの時点から、「この献立ならこの道具はうちにあるから持って行くねー。」「スーパーに発注しとくからピックアップお願い!」なんて話もスムーズ。
夕方の時間には、誰かのおうち(=テント)を子どもたちが「秘密基地だぜ」と集まって、コソコソとおやつを食べたり、UNOやトランプ、おままごとに興じたり。
遊びが盛り上がるとケンカも始まり、仲裁する子や親を呼びに行く子がいて、叱られてしょんぼりしている子どもに「まぁこれ食べて元気出しなよ」と言って昼に割ったスイカの残がいを差し出してみたり。

卒園した今振り返ると、懐かしく愛おしいまごめっこたちとの時間でした。

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小さい子が来ても大きい子が面倒を見てくれる。異年齢保育の有難み。

川遊びなんて、危なくないの?
子どもがいつもと違うご飯を食べられるか不安。
いつも寝かしつけに苦労してるのに、テントで寝るなんてできるのかしら。
沢を歩いたらヒルに噛まれて血まみれに?(え、やだ)
色んな心配事はあるし、確かにそれは起こりうること。
なんなら、想像できないことまで起こるかもしれない。

でも、対策します。対処します。
工夫して、手を打って、ぼくたちは冒険に出かけます。
帰ってくるころには、子どもだけじゃない、大人もちょっと強くなっている、そんな夏の思い出ができます。

実は2024年のサマキャンは台風接近のため、私が在園している期間中で初めての中止になってしまったのですが、秋にリベンジ。
川遊びはできなかったけど、カブトムシの幼虫を捕まえて、探検をして、夜はみんなでカレーと豚汁を食べて、焚火を囲んで。これはこれで楽しかったね、毎年夏と秋の二回開催がいいねなんて言ったり言わなかったり。
うん、また行きたいな。

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2024秋キャンプ。枝にマシュマロを刺す、ワイルドだろ〜

最後に、各年ごとのわたしの個人的な思い出を記します。
詳細が気になった方はご連絡ください。
・2021年初参加。キッチングッズを積み忘れ、やむなく河原で石に網を直置きしてBBQ(ワイルドキャンプ玄人なんだと思われてしまう)。
・2022年。この年はアーリーチェックインをしなくて、我が家はキャンプ委員だったのに、テント立てながら母が熱中症に。気温が下がって過ごしやすくなった夕方に立てればいい、という発想がなかった。失敗だ。
・2023年。このキャンプ場毎年来てるけど、毎年ちょっとずつ地形変わってるよね?と自然の猛威に気づく。
・2024年台風中止→リベンジ秋キャンプ。エアテントの空気入れが不調。そして帰りに車が故障という大惨事。

今年も開催されるようですね。
もしみんながいいって言ってくれるなら、
参加しようっと。