秋になり保活シーズンになりました。

保育園選びを後悔しないで欲しい!まごめの良さをよりわかっていただきたい!という思いから、今年もまごめの保育、実態、色々お伝えしたいと思います。

トップバッターは、今年からまごめに通う新人家族のフレッシュな視点から最近のまごめの様子を伝えてもらいます!

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こんにちは、まごめの新人の父母です。もも組(0〜1歳児)に通う息子は2月生まれの第1子で、今年のまごめでは一番小さい末っ子です。

兄弟で通っている家族が多いまごめでは、初めて子どもを通わせる家族は新人さんと呼ばれ、先輩家族がいろんなことを教えてくれます。わんぱくで目をキラキラさせたかっこいい先輩まごめっこたちを日々羨望の眼差しで眺めては、いつかうちの息子もあんな風になれるのかしらと妄想しつつ、これからどんな日々がやってくるのか五里霧中。そんなコロナ禍生まれ&入園の息子を持つ新米父母の目線から、まごめっこの様子を特に3ヶ月かけた慣れ保育の経験をもとにご紹介したいと思います。

まずはまごめとの出会いから少しお話ししたいと思います。保活を始めたのは秋口、やっと母のつわりが落ち着き、余裕が出てきた頃でした。お腹にいる子をどのように育てたいか全くヴィジョンのないまま、というか親になることにもピンとこないまま、世の中の保活の流れに焦り、一度はネットで概要を調べ始めました。ここで2月生まれはそもそも4月入園ができず、0歳児入園がほとんど不可能ということを知り、宙ぶらりんのまま、あっという間に11月になっていました。そこでようやく自宅周辺の保育園を調べだし、すぐに目に留まったのがまごめ共同保育所のホームページ。まちを探検するというコンセプトが飛び込んできました。保育園という施設は子どもの安全を守るために閉じられていると思っていましたが、まごめからは保育がまちへ広がっていくイメージを持つことができました。東京でもここまで伸びやかに遊ぶことができるのだと感激しました。申し込みが遅すぎたため、入園説明会は録画配信で参加したのですが、そこでまごめの大人たち(職員と親)のまっすぐで熱量ある子どもたちへの想いを聞くうちに、すっかり心を掴まれてしまいました。ホームページを隅々まで目を通し、ブログももちろん、ネットでヒットする記事にも一通り目を通すと、それまで漠然と不安を感じていた都会での子育てが、魅力的でワクワクするものに変わっていきました。私たちは単に子どもを預ける場所を探していたのではなくて、共に子どもをのびのび育てる仲間を探していたのでした。しかしまごめも認証保育園、2月生まれが不利なのは変わりませんが、この時点で私たちの心は、まごめじゃないならいいや、落ちた時に考えればいいやと割り切れていました。

想いが神様に届いたのか、5月入園でまごめの仲間に入れてもらえることになりました。母の仕事は4月に再開しており、しばらくは週の初めを母実家で集中して仕事を終わらせ、週の後半東京に帰ってきて家事と育児、という生活を送っていました。5月入園とはいえ息子はまだ3ヶ月弱のふにゃふにゃ赤ちゃん。もも組担当の職員さんと相談して、慣れ保育を1ヶ月遅らせ、6月から開始することにしました。東京にいる週3日の午前中、父か母が交代で息子と一緒にまごめに通い始めました。9時半にみんなよりも少し遅めに登園し、午前中のお散歩に参加、11時半ごろ園に一度戻って帰る、といった具合です。お散歩の2時間は赤ちゃんの息子にとっては大冒険。葉っぱをちぎったり、砂を食べたり、芝生に寝転んだりしているうちにだんだん疲れてくるのか、1時間経つころにはぐずりはじめ、母と一緒の日はまごめに戻ってお昼を食べる同級生の横でおっぱいを飲んで帰る、というのがルーティーンでした。まさか保育園で授乳させてもらえるなんて思っておらず、みんなが食べ終わるまでの30分間のんびり居座らせてもらい、麦茶や手作りおやつまでご馳走になって、そのあたたかさがありがたかったです。そんなお散歩参加も1ヶ月が過ぎ、息子を一人で預けるようになりました。家では全く昼寝をせず、哺乳瓶を拒絶していた息子が、なんとまごめでは驚くほどよく寝て、ミルクをグビグビ飲んでご機嫌で過ごしていると聞き、父母は拍子抜け。それから保育時間を少しずつ伸ばしていき、お昼寝にも参加できるようになった頃には、迎えに行ってもすやすや眠っていて起きないことも。そして9月から晴れてフルで通うようになりました。息子の様子と親の仕事の状況を見ながら職員さんと都度相談し、結局当初の予定から2ヶ月も長い、足掛け3ヶ月ののんびり慣れ保育となりました。おかげで息子はもちろん、子どもから離れがたい父母もまごめのある生活に少しずつ、無理なく慣れることができたように思います。

どろんこデビューの7カ月。泥棒の様相。

もうすぐ8ヶ月の息子は、先輩まごめっこたちから可愛がられ、懐いている職員さんには泣いて後追いし、大好きな職員さんを大声で呼ぶ図々しさで、すっかりまごめの一員となりました。そして相変わらずよく食べてよく寝ているようで、寝かしつけの下手な私たちは、平日の昼間によく寝ているからと、気楽に過ごせているのもまごめのおかげです。

3ヶ月の慣れ保育の間、少しずつ時間を伸ばしたおかげで、よかったことがもう一つあります。ちっちゃい子(0〜2歳児)だけでなく、ちゅうくらいさん(2〜4歳児)やおっきい子(4〜6歳児)のまごめでの多様な過ごし方に触れることができたことです。通い始めの梅雨の朝、まごめに着くと、雨の中、庭で団子になって水浴びするまごめっこたち。なにしてるの?と聞くと職員さんがお湯だよ!と一言。ちっちゃい子チームが2階で遊んでいるとちゅうくらいさんたちが、いただいたキュウリで作った塩もみをお裾分けしてくれることもありました。

揃って塩もみきゅうりを届けてくれた中くらいさんたち。

またある日はお散歩から帰ると、おっきい子たちが庭で取ったユキノシタとアシタバで職員さんが天ぷらをあげていて、お昼のメニューが急遽増えたこともあります。同様にドーナツがデザートに加わった日も。ある日は14時ごろ迎えに行くと、玄関でご飯を食べるおっきい子たちに出会いました。まごめの前を自転車で通ると、歩道にシートを広げてカレーを食べるちゅうくらいさんたちに遭遇したことも。

お外で食べると食が進みます。お庭でご飯のもも組。

新人である私たちはコロナ以前の保育を知らないので比較することはできませんが、コロナ禍でも、職員さんたちの感染対策と保護のもと、まごめっこたちは思い切りわんぱくに遊んでいます。私たちから見て、コロナだからと我慢している様子は全然ありません。きっと行けなくなった場所や、できなくなったこともあるのだと思いますが、もっと広い庭で、もっと自然の多い場所で、もっと空気の綺麗な場所で、と完璧な環境を求めたらキリがないはずです。どんな状況で、どんな場所でも、ちょっと工夫すれば、子どもたちが思い切り遊んで学べる最善の空間となる、まごめの保育はそんな創造力にあふれています。コロナ禍でも先輩家族が悩み試行錯誤をしてくれたからこそ、幸いにも息子は毎日元気にまちを探検することができています。私たち新人家族も、まごめの先輩たちが作り上げてくれたまちを見て遊び場となす、この創造力を引き継ぎ、どんな状況下であっても仲間たちと知恵を出し合って、子どもが思い切り遊べる環境を守って行きたいと思っています。

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まごめ共同保育所では、2022年度新規入園希望者に向けて保育所体験を受け付けています。
詳しくは、下記をご覧ください。
https://www.magomekyodo.org/blog/other/1967/

11月13日(土)10時から入園説明会を行います。詳しくは下記をご覧ください。https://www.magomekyodo.org/blog/event/1991/