今回のテーマはコロナ渦でのまごめっ子の過ごし方。

執筆してくれたのはめちゃくちゃ頼りになる母。 熱い思い、、ついていきます!姉御!!

必見です。

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 こんにちは。5歳児クラス(くり組)の息子の母です。

いきなりですが質問です。

保育園に求めることってどんなことですか?

そして、どんなお子さんに育ってほしいと願っていますか?

 

  もし、「保育園は、小学校生活をうまくスタートするための準備期間」とか、「人の話をよく聞いて、人に迷惑をかけない、誰とでも仲良くできる子に育ってほしい」と考えているなら、残念ながらまごめ共同保育所ではご満足いただけるサービスはご提供できません。 ここでさよならで。

 

 ちょっといじわるな書き方をしました、スミマセン。お互いのためにも「まごめは万人受けする保育園ではない」ということをはじめにお伝えしたかったのです。

 

 前述したような子どもを「いい子」と呼ぶとしたら、まごめにいい子はいないかもしれません。大人が管理しやすい“おりこうさん”を量産することに、職員も親もまったく興味がないからです。

就学前は自我のベースを形成する大事な時期。

人の価値基準ばかり気にするのではなくて、「自分」は何をしたいのか、「自分」は何が好きなのか、と「自分」をしっかりと考えさせるのです。だからみんな違って当たり前。

自分の意見があってはじめて、人とまともに話せる。

お互い少しずつ迷惑をかけあって、仲間の大切さを学び取っていく。

ケンカをさせないのではなく、正しいケンカと仲直りの方法までを経験させます。

 前置きが長くなりましたが、今回のお題は「コロナ禍でのまごめっこの過ごし方」。

まごめは外遊びを重視する保育園です。毎週水曜は遠足で、小さいうちから電車やバスを乗り継いでは、遠くの遊び場へ冒険に出かけます。ときには東京を飛び出して、帰るのは暗くなるころなんてことも。

ですが当然、このコロナ禍でそんなまごめの遠足も、これまで通りとはいかなくなってしまいました。

さあ困ったぞ。

だけど、こういうピンチのときほど、認可ではない認証保育園であること、共同保育というスタイルが価値を発揮するのです。大人たちは、こんな状況でもいかに子どもたちに多くの体験をさせられるか、知恵を出し合い、何度も話し合いました。刻一刻と変わる状況にあわせ、子どもが安心して遊べる方法や、自分や家族のその時々の気持ち。

職員と親が一緒になって、どんな状況でも楽しむことをあきらめない。そんな保育園、なかなかないんじゃないかなと思います。特に、「安心安全」と「思いきり遊ぶこと」のバランスを実現してくれる職員には本当に感謝です。

 コロナが私たちの生活に大きな変化をもたらして2年以上が経ちました。今、まごめの大きい子チームは毎週、マスクをして果敢に冒険に繰り出しています。

「こんな状況で遠足?」というご意見はあると思います。自分たちが正しいとも思っていません。

でもひとつ確かなことは、これからだって、何が起こるかわからないということ。それは災害だけじゃなく、人間関係、健康管理も含めて、何が起こるかわからないのが人生ですよね。なにか困ったことが起こったとき、ただおびえながらじっと災難が過ぎ去るのを待つのではなく、その時々の状況に応じて、自分の頭で考えて楽しむことを学ばせたい。自分たちの手で、頭で、たくましく楽しんで生きてほしい。私はそう思います。

 

 まごめは子どもを管理することを目的にしていないから、大人は大変。大人の都合のいいようにはいかないから、覚悟が必要な保育園かもしれません。
と、ハードルを上げちゃいましたが、今の親たちも覚悟なんて考えずに「なんかおもしろそう!」っていう直感で飛び込んだ人がほとんどじゃないかな。

もし少しでもワクワクしたとしたら、ぜひ説明会に遊びに来てみてくださいね。

大人も子どもも一緒に遊び倒す仲間になってくれることを、楽しみにしています!

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まごめ共同保育所では、2022年度新規入園希望者に向けて保育所体験を受け付けています。
詳しくは、下記をご覧ください。
https://www.magomekyodo.org/blog/other/1967/

11月13日(土)に入園説明会を行います。詳しくは下記をご覧ください。https://www.magomekyodo.org/blog/event/1991/